健康診断
健康診断を上手く活用するために
1. | 特定の病気の診断ではなく、できる限り見落としを減らし「病気の可能性があるのか」を判断できます。検査で異常が見つかった場合には、それぞれの異常に応じた追加検査をお勧めしています。詳しい検査になるほど、多くの場合で病気の除外・確定をすることができます。 |
2. | 個別の「健康時基礎データの蓄積」をしておくと、病気の時の参考にできます。例えば血液検査であれば、病気の無い健康な動物でも5%は基準値には入らないため、「病気かもしれない」と判断されます。そのため、健康な状態での検査値を知っておくことは、将来、病気になった際にその数値が異常なのかどうかの判断材料になります。 |
3. | 検査には必ず偽陽性(本来は問題がないのに異常と診断される)が生じます。それぞれの異常値に応じた追加検査等を行いますが、場合によっては経過観察・定期的な再検査が必要となる場合があります。 |
4. | 急性疾患や進行の早い腫瘍などの病気は、健康診断では見つけることは困難な場合があります。例えば数日で治るような急性の下痢では特に検査上異常が出ないこともあります。疾患によっては初回に大きな異常がみられなくても、定期的に状態を確認することで診断がつくこともあります。 |